Fender Japan ST57-53(MADE IN JAPAN Nシリアル フジゲン製)
Fender Japan(フェンダージャパン) ST57-53 タバコサンバースト(MADE IN JAPAN Nシリアル フジゲン製)
2013年ネットオークションにて購入
<仕様>
ボディ:バスウッド
ネック/指板:メイプル1ピース(オーバルタイプ/184R/21F)
ピックアップ:Fender USA製 ST-Vintage(購入後交換)
ピックガード:8点留め1プライ
カラー:T(タバコサンバースト)
<特徴>
シリアルナンバーから、1993年~1994年にフジゲンで製造された物のようです。
1957年に製造されたストラトキャスターのコピーモデルで、本来はアルダーボディなのですが、こちらは下位グレードの為、バスウッドボディとなっています。
8点留め1プライピックガード+メイプル1ピースネックにブラウンの2トーンサンバースト(タバコサンバースト)ボディという仕様になっています。
ピックアップは購入後にFender USA製の ST-Vintage に交換しています。
自分の中でFenderストラトキャスターといえば60年代初頭のアルダーボディにメイプルネック・ローズウッド指板の仕様が先ず思い浮かびますが、これに続くのが1950年代のメイプルワンピースネックに、2トーンのブラウンサンバーストボディのこの仕様。(日本のコピーモデルでは、1954年タイプのアッシュボディ製と1957年タイプのアルダーボディ製が有りますね。)
カラーの呼び名はメーカーによってタバコサンバースト、ブラウンサンバースト、ゴールデンサンバーストと色々ありますが、この渋いカラーのストラトもやはり押さえておきたいと(;^_^A なるべくお手頃な価格の物をオークションで探しました。
これより前に購入していた「Fender Japan ST58-70TX」のテキサススペシャルピックアップの音が気に入らず、交換用にオークションで購入した「USA製 ST-Vintage ピックアップ」が結局交換せずに残っていたので、それも活用するつもりでした。
届いたギターはかなりの年季が入っており、ピックガード等のプラスティック類は煮卵色に変色していました。
ボディはバスウッドだと思いますが、光にかざすと杢がキラキラと浮かび上がり、鳴りが良さそうです。
メイプルのネックも薄っすらとトラ杢が浮かんでいます。
いつもの様に一度全てのパーツを分解し、クリーニング。ピックアップをUSA製 ST-Vintageに替えて組み上げました。
アンプにつなぎ音出ししてみると、これがビックリ! ST58-70TXに付け替えた時はたいしていい音がしなかったのに、このギターに取り付けると見違えるようなストラトのグラストーンを奏でました。
まさに自分が欲しかったビンテージストラトの繊細なグラストーン。
単純にアルダーやバスウッド等木材の違いではなく、木そのもののが持っている個体の特性で響きが変わるのかもしれません。
ギターの音って、奥が深いですね。
思いがけず手放せないギターがまた1本増えてしまいました(^▽^;)