Martin(マーチン) D-28 購入&補修記①
以前、アコースティックギターの元祖と言われるD-28を試奏した時の事(Martin(マーチン) D-28 試奏記 )を載せたのですが、あれからD-28の煌びやかな音にすっかり魅了されてしまい、Youtube等でその時感じた音に近い動画を探しまわりました。
その中でも生音でかなり近い感じが出てるのがこちら。ギターフロンティアさんのギター紹介動画です。
記憶では、この動画より更に豊かに広がる低音に、多くの倍音成分を含んだ煌びやかな高音がフロアーに鳴り響く感じでした!(動画で聴く音と、その場で実際に感じる臨場感の差も有るのかもしれません)
そうしてあの時の音を思い浮かべては、購入に向けてコツコツ資金を貯めていきました。
D-28の購入にあたっては、新品ではスタンダードでも40万前後と、とても手がでる金額ではございません💦
必然的に中古で尚且つ手頃な価格の物を探す事になります。楽器店の中古では近年物であれば25万前後、ネットオークションではさらに安く概ね13万~15万ぐらいが落札相場の様です。
ある程度資金も貯まった所で、とりあえずネットオークションで落札相場内の物に入札を始めました。
ところが程度の良さそうな物は入札競争が激しく、なかなか予算内で落札できません。入札に負けては、手頃な値段の出品をチェックする日々が続きました。
その中で、落札相場内の出品金額にもかかわらず、しばらく落札されずに残っていた1996年製のD-28が有りました。
質屋さんの出品で、程度の詳細も不明だった為、皆さん躊躇していたのでしょう。
掲載写真でもボディバックのバインディングがはがれていたり、ネックエンドカバーが無かったり、フレットが錆だらけと、けっして程度の良くない状態だというのは分かっていたのですが、しばらく考え抜いた末に、購入後自分で補修する覚悟で落札しました!
商品到着後、さっそく状態チェックです。
キズや打痕は殆ど目立たないのですが、ボディバインディングは裏だけでなく表も数カ所剥がれかけている状態です。
またネックエンドカバーがとれていて、木の地肌が見えてしまっています。
フレットの錆は出品者の方で磨いたのか綺麗になっていました。
とりあえず、必要な補修は追々行うとして、早く楽器屋さんで試奏した時のあの音色を聴いてみたくて、先ずは張ってある錆びついた弦を新品に交換。
期待と不安の中、ストロークで思いっ切り鳴らしてみました。
「ジャラーン・・・・」
あれ、全然響いてこないぞ?
あの時に鳴らしたコードを代わるがわる弾いてみるのですが、ボディが全然響かず、弦だけが鳴っている印象。
こんなはずでは・・・・と途方にくれました。
同じD-28なのになぜだ・・・・(;^_^A
- Martin(マーチン) D-28 購入&補修記② - へ続く